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失った歯を取り戻す:インプラント治療の実際とその効果や注意点|千歳烏山おとなこども歯科|千歳烏山駅の歯医者・歯科なら千歳烏山おとなこども歯科|土日診療

失った歯を取り戻す:インプラント治療の実際とその効果や注意点

治療内容:
左下の奥歯を失い長年放置していた部位にインプラント治療を行いました。

※患者さんの許可を得て掲載しております。

治療期間:5ヶ月

費用:37.4万円(税込)
内訳 一次オペ(インプラント体埋入) 24.2万円
上部構造(アバットメント被せ物)13.2万円

主訴:左下の奥歯を数年前に抜いてから放置しているので、このままで大丈夫なのか心配なのと噛みにくいので治療をしたい。

来院時のレントゲン写真 左下に欠損あり

治療:
 歯を失ってしまった部位の治療について入れ歯、ブリッジ、インプラントのそれぞれのメリットデメリットを話したところインプラント治療をご希望されたのでインプラント治療を行いました。
まずはCTを撮影して骨の量等を確認し、インプラント治療が可能な事を確認しました。骨の量やかみ合わせ等から今回は一回法を選択しました。
 その後、インプラントを長持ちさせるために大事なセルフケアを行えるように歯周病の検査やブラッシング指導を行いました。
 歯肉に問題がない事を確認した上で一次オペ(インプラント体の埋入)を行いました。

インプラント埋入後のレントゲン

 
 オペ後の経過は順調で大きな痛みや腫れもなかったため、翌週に消毒、さらに翌週に抜糸を行いました。

 インプラント体が骨と結合(オッセオインテグレーション)する期間を4ヶ月待ち、問題がなかったため型取りを行い、被せ物を装着しました。

治療前と被せ物(上部構造)装着後の写真

治療後:

 特に頬を噛んだりする事もなく、しっかり噛める事と見た目が良くなったため大変満足されてました
また歯軋りがあるためマウスピースを作製し、使用していただいております。

主な副作用リスク:
骨の量が足りない場合は骨を造る治療が必要になる事もあります。
・骨の量によってはインプラントの適応外になる事もあります。元々の骨が少な過ぎれば骨を作る事も難しい事があります。
・インプラント埋入後は出血や腫れる事があります。
・インプラントのオペが問題なくても、その後インプラント体が骨に結合しない場合があります。5%位)
・飲んでる薬によってはオペの適応外になる場合もあります。
・タバコを吸ってる方はリスク因子になります。
 

症例を通じて伝えたい事:
 歯を失ってしまった後の治療に関しては入れ歯、ブリッジ、インプラント等の選択肢があり、どの治療もメリットデメリットがあります。しかし長い目で見た時にはインプラントが最もよいと思われる事は多いです。
 ですが、最も良いからと言って万能というわけではないです。もちろんCT撮影したりリスクを減らす努力は最大限していますが、手術を行う事でのリスク(出血、神経損傷等)は0ではなく、そして、ご自身でも歯ブラシが出来ていなかったり、歯ぎしり食いしばりの対策をしていなければ歯周病になる事や最悪インプラントがダメになってしまう事もあります
 
 これはインプラントに限らず全ての治療に言える事ですが、治療したらそれで終わりではなく、その後しっかりメンテナンスをしていく事がとても重要と思われます。
 治療してしっかり噛めることはもちろん大事ですが、年齢を重ねても、更に言えば最期の時まで不自由なく食事が出来て人生を楽しむ事が治療の目標です。
 そのために治療の方法は様々な選択肢があるので、ご自身の歯の事で気になる事があればなるべく早く歯科医院に行って相談してみるのが良いと思いますので、お困りのことがございましたら遠慮なくご相談いただければと思います。