歯周病治療|千歳烏山駅の歯医者・歯科なら千歳烏山おとなこども歯科|土日診療

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歯周病治療

歯周病治療|千歳烏山駅の歯医者・歯科なら千歳烏山おとなこども歯科|土日診療

当院の歯周病治療の特長

一般に歯科医院で行う歯周病の治療というと歯周病の検査から始まり、スケーリング(超音波で歯石やプラークの除去を行う事)を行いポリッシング(歯の表面の研磨)を行うのが一般的です。またそれだけで良くならない場合はSRP(スケーリングルートプレーニング:歯茎の中の歯石と除去して滑らかにすること)や更にその先の手術を行う事もあります。
当院の治療の特長として、初期の治療時に歯周検査後にEMSというスイスのメーカーの機械を使う事が挙げられます。スケーリングもEMSの機械を用いて行うのですが、最小限の刺激で最大限の予防効果を得られるのが大きな特長となっております。
また自費にはなってしまいますが、EMSのエアフローも当院で行う事ができます。EMSのエアフローは更に低刺激、低侵襲でより効果の高いものになっております。とても効果も高く、EMSのエアフローを行いたいために扱っている歯科医院を探される患者さんもいらっしゃると聞きます。
歯周病と聞くと構えてしまうかもしれないのですが、お気軽に当院にご相談いただければと思います。千歳烏山おとなこども歯科がある事で地域の皆様の生涯にわたるお口の健康を守れればとても嬉しいです。

医療関係者の選択肢は「はい」とお答えいただけますと、EMSの製品や効果など詳しいページが表示されます。
※ページの読み込みに時間がかかるため開きにくい事があります。英語表記になってる場合、日本語表記に変えると読みやすいと思います。

EMS
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歯周病とは

歯周病とはどのような病気でしょうか?
歯周病と聞くと、なんとなく聞いた事ある、歯がグラグラになって抜かなきゃいけなくなる、若いうちになるもんじゃない…等、人によってイメージが様々あるかもしれません。
では具体的にどのような病気かというと歯の周りの組織に細菌感染が起こって炎症を起こしている疾患です。

また、歯周病には大きく分けて二つあります。

  1. 歯肉炎:炎症が歯肉(歯茎)のみに留まっている状態
  2. 歯周炎:炎症が歯肉より進行して歯の周りの組織に波及して歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かしている状態

つまり、歯周病になった場合はちゃんと治療をしていかないと歯を支えている骨がなくなってきてグラグラになり最終的に歯を抜かなくてはいけなくなります。
ここで大切な事は「一度溶けてしまった骨はほぼ回復する事がない」という事です。
更に歯周病はsilent disease(静かなる病)と表現される事があるのですが、これはかなり進行するまで自覚症状(痛みなど)がほとんどないためであり、気づいた時には抜歯をしなくてはいけない状況になっている事もあります。
そのため、若いうちから治療や予防をしっかり行っていくのがとても大切になります。

歯周病とは

近年の研究で、歯周病が口のみならず、全身に多くの影響を及ぼす事が明らかになってきております。

  • 脳梗塞
  • 誤嚥性肺炎
  • 脳梗塞
  • 心内膜炎
  • 動脈硬化
  • 低体重児出産
  • 早産
  • 糖尿病 etc…

デンタルカルチャーの全身疾患

デンタルカルチャーの全身疾患

口の病気と思って放っておくと健康寿命を縮めてしまうかもしれないので、定期的な検診やセルフケアのレベルをあげて、歯周病の早期発見・治療・予防を心がけていきましょう。

あなたの歯は大丈夫ですか?
歯周病をチェックしてみましょう。

  • 毎日の歯みがきで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
  • 朝起きたときに口の中がネバネバしている
  • 口臭が長く続き気になる(継続する口臭は要注意です。本人は気づきにくいものなので、周囲のご家族などが知らせてあげましょう)
  • 以前に比べ歯が長くなった気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出る
  • 歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
  • 硬いものを食べると歯が痛む
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯並びが変わった気がする

このような症状がある方は歯周病の可能性があります。
歯みがきを中心としたセルフケアで改善しない場合、お早めの受診をお勧めします。

歯周病の原因

歯周病の原因となる物は2つあります。

  1. プラーク(歯垢)
  2. 歯石

この二つにプラスして様々な要因が歯周病を悪化させる事があります。

先ほど歯周病の原因は細菌による感染とお話させていただきましたが、細菌感染と聞くとかなりの大事(おおごと)と思われるかもしれませんが、実は口の場合の細菌感染は驚くほど簡単に起こります。
なぜなら口の中は肛門と同じくらい細菌が多いのです!!
さらにその細菌は自然に歯に溜まってしまうという性質があり、その溜まった物がプラーク(歯垢)と呼ばれる物です。

つまりプラークは細菌の塊なので1mg(1gの1/1000)で数億匹の細菌がいると言われております。プラークは食後8時間ほどで出来上がると言われており、きちんと磨けていないとすぐ溜まるため日々のセルフケアがとても大切になってきます。
また歯石とはプラークが石灰化して硬くなったものであり、歯石になってしまうと歯ブラシで取る事はできず、歯科医院で取るしかないです。
石灰化と聞くととても時間かかりそうと思われるかもしれませんが、実際2週間ほどで石灰化してきます。毎日一日3回磨いていても、磨き残しをする部位はその方のクセによるため磨けていない部位はずっと磨けていないので、歯石が沈着している事も多いです。

歯周病になりやすい状態(危険因子)

歯周病の直接の原因はプラークですが、口腔内の環境や生活習慣の中に、歯周病になりやすくなったり、悪化させたりする危険因子が潜んでいることが知られています。この因子が重複することで、歯周病の発症リスクが高まります。とくに口の中の清掃不良に加え、喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による抵抗力の低下などが加わると危険です。

微生物因子(歯周病菌)

プラークの中に歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)が存在している

環境因子

  • 口内の清掃不良
  • 喫煙
  • プラークの付着量
  • 歯ぎしり、歯の食いしばり、噛みしめ
  • 不適合な歯冠や義歯
  • 不規則な食習慣
  • ストレス
  • 免疫抑制剤の服用(免疫が低下している状態です)
  • 部分的に歯がない
  • 口で呼吸する習慣がある(粘膜や歯ぐきが乾燥すると、炎症が起こりやすくなります)

宿主因子

  • 年齢
  • 歯数
  • 人種
  • 糖尿病
  • 遺伝
  • 歯肉滲出液中の物質(歯肉から滲出する組織液で、その量は歯肉の炎症の程度と相関します)
  • 白血球機能

など

歯周病の原因は適切な歯みがきでプラークを取り除くことが基本ですが、規則正しい生活習慣をする事で歯周病を寄せ付けない体を作る事も大切です。また、生まれつき歯周病にかかりやすい体質の方もいらっしゃいますので、ご自身の体について知り、対策を講じることも大切です。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な状態の歯

健康な状態

薄いピンク色の歯肉で、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)が引き締まっています。ブラッシング時に出血しません。

軽度歯周病(歯肉炎)

軽度歯周病(歯肉炎)

歯ぐきに炎症が起き、腫れているため歯周ポケットが深くなります。痛みはない事がほとんどであり、ブラッシング時や硬いものを食べると出血することがあります。

見た目の状態

プラークが溜まっている赤く歯ぐきが腫れている。ただ歯茎は元々赤いためご自身で見ても分からない事も多いです。

中度歯周病(ここからが歯周炎)

中度歯周病(ここからが歯周炎)

歯ぐきだけではなく、歯を支える顎の骨にも炎症が進んだ状態です。炎症が慢性化し骨が溶けはじめます。歯周ポケットが深くなっていきます。歯がぐらつく事もありますが自覚症状がない事も多いです。

見た目の状態

全体的に歯肉が赤く腫れている。この段階でもなかなか自覚できない場合も多いです。歯周病は徐々に進行していき、歯茎の炎症も徐々に起こっていくため毎日見ているご自身の変化なので気づきにくいです。

重度歯周病

重度歯周病

歯根を支える骨(歯槽骨)がほとんど溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯のグラつきも、歯根が露出することでさらにひどくなります。口臭の自覚がある方もおり、膿も出て、これ以上放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

見た目の状態

歯肉がかなり腫れて歯茎が目に見えて下がってる事が多いです。歯ブラシ時に明らかな出血をする事が多く、膿が出ている方もおります。ただ膿に関しては白いため歯ブラシ時に気付けない事も多いです。

歯周病の治療

歯周病の治療は、歯科医師や歯科衛生士による面接と検査・診断を経て開始されます。
内容は「歯周基本治療」「歯周外科治療」「メインテナンス※」にわけられ、ステップごとに再度の検査(再評価)を挟んで治療効果を確認します。

歯周病の治療の流れ

1.歯周基本治療:

ブラッシング指導・スケーリングなど

検査してまだ治療の必要性がある場合

2.歯周外科治療:SRP

(スケーリングルートプレーニング)

検査してまだ治療の必要な場所がある場合

3.更なる歯周外科治療:

Fop(フラップ)など

検査して問題なければメインテナンスへ

4.メインテナンス

前述した通り、歯周病の原因はプラークと歯石です。
歯石になった場合は歯科医院で専門の機械を使わないと除去できないですが、歯石は石灰化したプラークですので、まずはプラークを除去していくのが必要です。
そのプラークは実はブラッシング(歯磨き)で落とすことが可能です。強い力はいらず、ブラシの毛先がちゃんとあたればプラークは取れます。
なので歯周病の治療の最も基礎であり、一番の方法はご自身のブラッシングのレベルを上げることにあります!!
大人になって歯磨き指導かよ!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際ブラッシングはとても難しく、定期的に専門家に見てもらって正しいブラッシングをできるようにしていくのがとても大切です。

ブラッシング指導をした後は専門的なクリーニングである「プロフェッショナルケア」(スケーリングなど)でしっかりと綺麗にして、その綺麗な状態を維持し続けることによって歯周病は治っていきます。
ただ、元々の口腔内の状態(歯周ポケットが深い場合や深い位置に歯石やプラークがある場合)によってはここまでで治らない事もあります。その場合はその先の治療である「歯周外科治療」が必要になっていきます。

治療後、再度検査を行い、改善していればメインテナンスに移行していきます。改善していない場合は更に治療を行っていきます。
メインテナンスを定期的に、継続的に行っていく事が歯ぐきを、ひいては口腔内全体の健康を維持していくのにとても大事です。

歯周病治療の流れとそれぞれの内容

1

歯周病のスクリーニング

はじめに、お口の中の状態や歯周病の進行度合いをチェックします。プラークの付着状態、歯肉の炎症度や出血、歯周ポケットの深さ、歯の動揺度などを調べるとともに、レントゲン撮影で目に見えない歯の周りの歯槽骨の状態を確認します。痛みがあれば応急処置をして痛みを取り除きます。

2

歯周基本治療

指導(ブラッシング、フロッシング指導)

細菌性プラークを歯から取り除くことは、治療を的確に進めるうえでとても大切なことです。そのためにはご自身でしっかりと口の中の管理をするという意識を持つことが重要になります。掃除指導では、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいたうえで、効果的なブラッシング方法を学んでいきます。

歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)

歯科医師、歯科衛生士によってプラークや歯石などを取り除くことをPMTC(専門家による機械的歯面清掃)といい、これにより歯みがきでは取り切れない汚れを超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます(スケーリングといいます)。ルートプレーニングは、歯周ポケットの内部に付着したプラークや歯石を除去し、仕上げに歯の表面をなめらかにみがいて、汚れの再付着を防ぐ治療です。

3

歯周検査(再評価)

最初の時期からの改善状態を、再度、スクリーニングを行い確認します。この結果をもとに次に継続して行う治療を検討します。

4

歯周外科治療

歯周基本治療の後の再評価で、歯石が歯周ポケットの深部に入り込んでいて除去できていない場合は、フラップ手術を行うことがあります。麻酔後、歯ぐきを切開し、歯根を露出させて、歯周ポケットの奥深くにこびりついている歯石を取り除きます。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。

5

口腔機能回復治療

治療によって改善が見られた場合、治った歯に対して被せ物(歯冠)、ブリッジ、入れ歯(義歯)を装着し、噛む力や食べる力を向上させます。

6

メインテナンス

治療が終わった後は、メインテナンスが必要です。歯周病はブラッシングで落としきれていない場合再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。メインテナンスは、定期的に口内や歯の周りの組織をチェックしたり、PMTCを受けたりして、口内を良い状態を維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて数カ月に1回のメインテナンスをお勧めします。